カーアカデミー那須高原の合宿でバイク免許取得!
こんにちは。Souです。
転職を機に色々なことに挑戦してみようという気概になった僕は、 紆余曲折を経て『カーアカデミー那須高原』へバイク免許を合宿で取りに行くことになりました。
クチコミ★2の教習所ということで不安がありましたが、実際はどうだったのか。
前回に引き続き、今回は教習所の実際の様子を書いていこうと思います。
実際、どんな教習所だったのか?
▲教習所近くのコンビニからの帰り道で撮影した看板。少し年期を感じますが、結構きれいでした。
この教習所。料金は安いけど、Googleのクチコミ評判があまりよくありません。
Googleのクチコミでは、★2つの評価という状況。
コメントを覗いてみると……。
- 教官に怒鳴られる。
- 朝礼がある。
- 飲酒は禁止されている。
- 夜の10時に点呼がある。
- 軍隊方式である。
- 問題行為を起こす不良が多い。
などの感想が。
実際に行ってみたところ、これらに加えて……
- 所定の喫煙所以外でタバコを吸えない。
- 門限が夜の9時である。
- 消灯が夜の11時である。
という規則があることも口頭と書面で説明されました。
そして、規則を破ると退校処分です。教習代も返金されません。
コメントの通り、とても厳しい場所でした!
その上、説明をしてくれた教官が厳しい口調でとても怖い……。
しかし、その印象はすぐに変わることになりました。
なぜ教習所の印象が変わったのか?
正直言って、入学当初は「ヤバイところだ……」と思って心が折れそうになりました。
しかし、教習が始まってしばらくすると「実は良い教習所なのでは?」と思える様になりました。
なぜなら、
- 挨拶や返事の必要性を改めて教えてくれた。
- 規則正しい健康的な生活を送れた。
- ほとんどの同期が真面目で良い人たちだった。
僕が行った時の環境が恵まれていた可能性もありますが、振り返るととてもタメになる経験が出来たことがわかってきたのです。
教習を通して教わった挨拶や返事の重要性
▲MT車教習用のCB400スーパーフォア。今何速かを示すランプや、万が一の転倒に備えたガードバーが付いている。初めはそうでもなかったが、教習で乗るたび愛着が湧いた。
この教習所では「大きな声で挨拶と返事をしろ」と教えられます。
教官に対して、
教習開始時に「よろしくお願いします!!!」
教習終了時に「ありがとうございました!!!」
と大きな声で言うように指導されます。
教官の言ったことに対しては、必ず「はい!」と返事をします。しなかったり、声が小さいと怒られます。
教官に反抗する人も過去にはいたそうですが、そんな人には「嫌なら帰れ」と言うそうです。
教官に対してだけではなく、教習生とすれ違う時も、
「おはようございます!」「お疲れ様です!」
と言うことになっています。
それだけはありません。
バイクに対しても挨拶するのです。
自分の乗るバイクの横に立ち、そちらを向いて
乗車前に「よろしくお願いします!!!」
降車後に「ありがとうございました!!!」
と大きな声で言うのは、最初はどうしても「変な光景だなぁ」と思ってしまいました。
ただ、この挨拶と返事は、慣れてしまえば何てことありません。
これらはコミュニケーションをしたり、道具を扱う上で必要なことだったのです。
教習生はヘルメットを被って走行しているので、大きな声で指示を出してもらわないと聞こえません。
その都合上、教官の口調も自然と強くなってしまうものだと思います。
僕は今までこのような経験が無かったので、最初は怒鳴られていると思ってしまいましたが、実際はしっかりと指示が聞こえる様に大声を出されていただけだったのです。
また、運転というのは少し間違えば自分も周囲も巻き込む事故が起こる可能性があります。
それを指導している人に対して反抗的な態度を取る教習生に退校を命じるのも当然だと思いました。
(そんな人がもし免許を取って公道に出てしまったらと考えると恐いですよね……)
僕は、大声で何か言われた時には、より大きな声で返事をするようにしていました。
大きな声で返事をすれば、教官も「通じたんだな」と思ってくれるそうです。
教習生やバイクへの挨拶も同じです。
挨拶をすると愛着や興味が湧き、自然と親しくしたり大事にすることが出来ました。
相手に聞こえる声で挨拶や返事をする。
相手に敬意を持って接する。
当たり前のようで普段忘れてしまっている大事なことに気付かされました。
普段の生活を離れたから出来た、規則正しい生活
▲ある日の朝食。日常生活では朝食を抜きがちだったが、手軽にしっかりと食べられるため、ほぼ毎日お世話になった。トースターで焼いた食パンは、外がカリカリ、中がふわふわで最高の食感だった。なので、ご飯があっても食べてしまった。
1日のスケジュールに関して。
教習の時期によるらしいですが、僕の場合、朝礼は7時25分からでした。
僕にとっては早すぎます。
人によってはそこまで早く思えないかもしれませんが、これまでの生活が夜型で早起きが苦手な僕には教習よりも厳しい課題でした。
朝礼に遅れると、その日は教習を受けられません。
必然的に、宿泊日数の延長決定です。
また、実技教習の1時限目は、ほぼ毎日7時50分から。
7時50分から教習があると、朝食はその前に食べる必要があります。
教習後に食べようと思っても、食堂がもう閉まっています。
初めは、生活が厳しそうだなと思っていました。
でも。
実際やってみると、僕の場合はそんなにつらく感じませんでした。
理由としては、日中に暇な時間が多かったからです。
僕は普通自動車免許を既に持っている為、学科教習が無く実技教習だけです。実技教習は1日に2時限までしか出来ないと現在の道交法で決まっているので、教習以外の時間がかなりありました。
昼間の自由時間中、眠い時はベッドで寝ていたので、教習中に寝不足を感じたことはありませんでした。
朝は他人の目覚ましや身支度の音で起き、朝礼に遅刻することもありませんでした。
食事に関しては、栄養バランスも良さそうでしたし、サラダは必ずありました。
お替りも自由で、毎回好きなだけ食べられました。
もちろん味も文句なしです。
普段の生活ではコンビニ弁当やパンばかりだったので、毎日3食しっかり食べられたのは非常に嬉しかったです。
合宿期間中。
めちゃくちゃ健康的な生活が送れました。
実は、意外と少ない不良な人達
僕と同時期に入校した人の中には、ぱっと見て不良っぽい方が1人か2人くらい居ました。
今まで不良を見たことが無かったので、その基準から見ると「多いな……」と最初は思いました。
ですがその方達は、ワルそうなのは外見だけで、教習中は真面目に指導を受けていました。
宿舎ですれ違うときも「おはようございます!」と元気に挨拶してくれたりと、意外にも良い方達でした。
また、同期の中には、アクションカメラとタブレット端末を使って教習内容を勉強する方がいました。
僕もその映像を見せてもらい、イメージトレーニングすることで教習の課題に役立てました。
他にも彼らの将来の夢なども聞くことが出来ました。仕事で移動が多いのでバイクを活用したいなど、どの人も前向きに、楽しそうに語ってくれました。
僕がバイクの免許を取ろうと思ったのは、より自分の視野を広げて色々な世界を見る為でした。
今回、そのためにバイクの免許を取ろうと思ったのですが、この教習所に来て普段接しない様な人と会話することが出来て、視野が広がりました。
まだバイクの免許は取れていませんが、早速貴重な経験が一つできました!
この調子で新しいことにどんどんチャレンジしていこうと思います!
このような出会いや経験を得られることも、合宿の醍醐味だと思います。
どんな人と同期になるかはその時の運次第ではありますが、今回は真面目で気軽に話しかけられるような人達ばかりだったので合宿生活を満喫することが出来ました。
思ったよりも良い環境だった教習所
▲僕の地元では見られないような、山々が雪化粧した、素晴らしい景色。時間があれば、那須高原の観光にも行ける。
僕が今回行ってきた教習所、カーアカデミー那須高原。
前評判は決して良いものとは言いづらく、行く前も不安でした。
しかし。
思っていたよりも良いところだぞ…!?
というのが本音です。
飲酒禁止なのは教習所なので当然だと思いますし、僕は煙草を吸わないので分煙は寧ろありがたかったです。
教官も最初こそ厳しいと思っていましたが話せば良い人達ばかりでしたし、早寝早起きとバランスの取れた食事で健康的な生活が出来ました。
不良も、それっぽい見た目の人がいたぐらいです。
教習内容に関しては、特別悪いというイメージはありませんでした。多分、他の教習所とそんなに変わらないだろうな、と思います。
(ここにしか行っていないので、他の教習所ではどうなのかわかりませんが…)
最初は怖いと思っていた教官たちも、話してみると、バイクが好きな親切な人たちでした。
クチコミで書かれていたほど、低く評価される様なところでもないな。
というのが僕の感想です。
もしかしたら時期によって入ってくる人のタイプが違ったり、それぞれ人の見方によってはクチコミ通りになるのかもしれません。
少なくとも、僕は普通にこちらの教習所で合宿免許が出来て、良かったと思います。
僕にとって、ためになる貴重な経験がいくつも出来ましたので。
以上。免許合宿へ行ってきた話でした。
ではまた!